ヨガ講師として自信を持つために必要なこと

「ヨガ講師として教える自信がないんです・・・」

これはヨガ講師さんから届くご相談で一番多いお悩みです。実は、3年前は私も、この悩みを持ちながら指導をしていて、毎日もやもやしていました。

私なんかがヨガ講師と名乗っていいのだろうか?

ヨガ講師として教える自信を得て、キャリアをスタートさせるには、しっかりとした準備と継続的な成長が不可欠です。この記事では、ヨガ講師として自信をもち、理想の働き方を手にするため具体的なステップを紹介します。

目次

1. 初めの一歩を踏み出す

1.1ヨガの資格は教える上で必要なのか?

答えはYESであり、NOです。いきなり意味がわからない、と思われるでしょうが、これが実際に、6年前にヨガの資格を取得してこれまでヨガ講師として様々な経験をしてきた私が出した答えです。ここでは、ヨガ講師の資格を取得することのメリット・デメリットを順に説明していきます。

①ヨガ講師の資格を取得するメリット

(1)専門的な知識とスキルの習得

資格取得のメリットとして、まず挙げられるのは、ヨガ講師として教える上で必要な知識を広く学べる、ということです。何を学ぶかはスクールによりますが、基本的には、解剖学やポーズの正しいアライメント、指導法など、ヨガを教えるための基礎から応用までの知識とスキルを体系的に学ぶことができます。

(2)信頼性の向上

資格を持つことで、生徒や雇用者からの信頼を得やすくなります。特に、スタジオやジムでの採用基準としては、一通りの知識を持っている証明として資格を求められることが多いため、キャリアのスタートにも有利になります。

(3)横のつながりができる

資格取得の過程で、他の受講者やインストラクターと知り合うことができます。ヨガ講師はいってみれば、孤独な仕事です。一旦、レッスンに入ってしまえば、もうあなたは「ヨガの先生」としてみられ、なかなか相談をしたり、気軽に仕事の話をできるような、会社の上司や同僚のような関係を築くのは難しいことも多いでしょう。信頼できる人や仲間の存在はキャリアの発展には必要不可欠です。

②ヨガ講師の資格を取得するデメリット

(1)費用・時間・エネルギーがかかる

資格取得には、講座の受講料や教材費、試験費用など、かなりの費用がかかることがあります。特に、海外や有名なインストラクターの講座を受ける場合は、さらに高額になることもあります。また、数週間から数ヶ月にわたる集中した時間とエネルギーも必要です。特に働きながら資格を取る場合は、時間的な制約が大きな負担になることがあります。

(2)資格を取得したからすぐに教えられるわけでない

私も以前は、資格を取得したら自信が身に付く、教えられるようになる、そう思っていました。ですが、これは大きな間違いでした。資格の取得は、ヨガ講師として教える上での最低限の知識を得て、やっとヨガ講師としてのキャリアのスタートラインに立ったところです。当然、スクールを卒業したからといって、誰かが教える場所を提供してくれるわけではないですし、そもそも、資格取得は知識を得るところ。その知識は、使えなければ意味がありません。実際に教えるようになるには、その知識を実践して自分のものにしていかなければいけません

(3)正解のない業界

ヨガ業界はまだ規制が整っていないため、資格を持っていても、必ずしも他の指導者に比べて有利になるとは限りません。資格がなくても優れた指導者がいることもあり、資格そのものがキャリアの保証にはならないこともあります。

    1,2 資格取得する方へのアドバイス

    上記のメリット・デメリットを踏まえて、やはり、ヨガの資格を取得した方がよいと思う方は、それぞれのプログラムの特徴を理解し、自分に最適なコースを選ぶことが重要です。決して安くない費用やかかる時間とエネルギー、せっかくそれらをかけて学ぶのですから、自分の今後のキャリアに合うコースを選択しましょう。そのために必要なのは、ゴール設定です。自分がヨガ講師として、どのように教えて、どうなっていきたいか、まずはそこを定めることで、自然と選択肢は絞られてくるでしょう。

    2. ヨガ講師としての柔軟性と自信を高めるための食事と練習

    ヨガ講師として自信を得るためには、柔軟性は不可欠です。柔軟性不足でポーズがとれなければ、生徒さんにポーズの見本(デモンストレーション)を見せることができず、自信をもって教えることは難しいでしょう。さらに、レッスンでは当然自分ができるポーズしか教えることができません。ポーズのバリエーションが少なくなってしまい、レッスンはマンネリ化、自分も生徒さんもだんだんと飽きてしまう、ということが起こりかねません。

    2.1柔軟性を高めるための練習のコツ

    「柔軟性を高めたい」「ポーズを完成させたい」こんな想いを持って練習に励む。もちろん、練習は必要ですが、ただがむしゃらに練習をすればいいというものではありません。よく、1日にどのくらい練習をすれば柔軟になれますか?という質問をいただきますが、実は、練習量と柔軟の向上は比例しません。一生懸命毎日努力をしたのに、結局ほとんど体は変わらなかった、という結果になれば、さらに自信を喪失させてしまいます。これを避けるためには、しっかりと体の使い方を学び、正しい練習法で練習することが重要です。いきなりポーズを練習するのではなく、ポーズを分解し、自分の苦手な部分を強化し、少しずつ柔軟性を向上させ、ポーズの完成を目指すことは、ヨガ講師としての実践的な学びにもつながり、教える上での自信も身についてくるでしょう。

    2.2柔軟性向上のための食事とライフスタイル

    ヨガのパフォーマンスを最大化し、柔軟性を向上させるためには、適切な食事や習慣が欠かせません。どんなに練習を積んでも、毎日の食事が乱れていれば、体だけでなくメンタル面でも影響をおよぼし、ヨガ講師として必要な人間的な魅力もうすれていくでしょう。適切な食事を取り入れることで、柔軟性やエネルギーレベルが向上し、ヨガの練習や指導に対する自信が高まります。

    3. ヨガ講師として自信を持つためのメンタルケア

    ヨガを教える中で、時には自分のスキルや知識に対して不安を感じることがあるかもしれません。しかし、メンタルケアを行うことで、こうした不安を乗り越え、自信を持って指導に臨むことができます。

    3.1ヨガ哲学に学ぶ自信の持ち方

    ヨガの教えの中には、日常生活や指導の場で自信を持って行動するためのヒントが多く含まれています。「サントーシャ(Santosha)」という概念は、ヨガ講師としての自信を高めるのに役立ちます。サントーシャは、ヨガ哲学において「満足」や「足るを知る」という意味を持つ概念です。自分の現状や能力に満足することで、他者との比較から生まれる不安や焦りを和らげることができます。実際、私もヨガ講師として自信がないと感じたとき、足りないのはスキルや知識だと思い、様々な講座や資格コースを手当たり次第に受講しました。ですが、自信は一向に身に付かず、ただ時間とお金が浪費されるだけ・・。自分が未熟だと感じる時、多くの場合たりないのは、知識や資格ではありません。今の自分にできることを認識し、そこに満足感を持つことが自信につながります。

    3.2日常に取り入れるだけで自信が身に付く実践的方法

    自信を持つためのメンタルケアは、日常生活に無理なく取り入れられる方法が効果的です。以下に、具体的な実践方法をいくつか紹介します。

    自己肯定のアファメーション

    私は小さなころから、自己肯定感がかなり高い方でした。それはひとえに、自分に肯定的な言葉をかけてあげていた、という行動からだ、ということに今になって気がつきました。毎日、鏡の前で自分に向かって肯定的な言葉をかける習慣をつけるのは効果的です。かける言葉はなんでも構いません。例えば、「私は有能なヨガ講師である」「私は生徒に価値ある学びを提供している」など、自分を肯定するアファメーションを繰り返すことで、潜在意識に自信が浸透していきます。

    セルフリフレクション(自己反省)

    毎回のレッスン後に、自分のなかで良かった点を箇条書きにして書いてみましょう。前回よりもできた点、意識できたこと、どんなに小さなことでもあげてみて、そして自分を褒めてあげましょう。よく話す生徒さんにフィードバックをもらうのもよいでしょう。できなかったことではなく、できたことに目を向けていくことで、自然と自信が身についてきます。

    小さな成功を積み重ねる

    自信を築くためには、小さな目標を設定し、それを達成することが有効です。自信がない、という方は多くの場合、何かすごいことを成し遂げなければいけない、と思いがちです。成功体験は、自分にできる範囲の小さなことでもいいのです。例えば、新しいヨガポーズを練習し、それが少しでも上達したときには、自分を褒めてあげる習慣を持ちましょう。小さな成功体験の積み重ねが、大きな自信へとつながります。

    4. キャリアパスの選択と成長のためのプランニング

    4.1キャリアの長期的なビジョンを描く

    ヨガ講師として成功するためには、長期的なキャリアプランを立てることが重要です。ヨガの業界は正解や、決まったキャリアパスというものはありません。無限に選択肢がある中で、どれが自分にあっているのか、最適なのか、自分が目指すゴールに向けて計画的に進むことで、より自信を持ってキャリアを積むことができます。そのためにも、自分が将来どうなっていきたいか、ゴール設定は非常に大事なステップです。実際、ヨガ講師して理想の働き方を手にするデトックス講師養成講座では、講座生さん全員に、まずはじめに、このゴール設定をしてもらっています。そうすることで、それぞれが、それぞれの目標に向かってステップバイステップで進み、目標を達成することができるのです。

    4.2キャリアパスの選択肢とそのメリット

    ヨガ講師としてのキャリアパスには、ヨガ講師としてスタジオで勤務する他にも、オンラインレッスンの提供や、ワークショップの開催、講座の開催やリトリート主催など、さまざまな選択肢があります。これらの選択肢を理解し、自分のゴールに沿った、自分にとって最適な道を選ぶことで、ヨガ講師としての理想の未来を手にすることができるでしょう。

    まとめ

    ヨガ講師として自信を持つためには,、セルフプラクティスや日々の食事や習慣、メンタルケアなど、さまざまな要素が必要です。これらの要素を組み合わせ、自分に合ったアプローチを見つけることで、より充実したキャリアを築くことができます。私も、3年前はヨガの指導にも自分にもまったく自信がない、兼業ヨガ講師でした。ゼロスタートで、そこから少しずつ、経験を積み重ねることで自信を身につけてきたのですどんな方でも最初から自信がある人はいません。ですが、自信がないからといって、動き出さなければ当然いつまでたっても自信は身につきません。ここに紹介したことを参考に、ヨガ講師として自信を身につけるための第一歩をあなたが踏み出すことができますように。

    応援しています^^

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