ヨガ講師になるために必要な3つのスキル|柔軟性を高める方法と食事の秘訣

ヨガ講師として活躍するためには、単にヨガのポーズを教えるだけでなく、多岐にわたるスキルが必要です。本記事では、これからヨガを教える方、ヨガ講師を目指している方、また、ヨガ講師になりたての方、ヨガ講師としてもっと活躍していきたいと思っている方に向けてヨガ講師になるために必要なスキルを3のカテゴリで紹介しています。

目次

ヨガ講師になるために必要なスキル1: ヨガの知識・指導スキル

1.1アーサナの解剖学的理解

正しいアーサナの指導には、体の解剖学的な知識が重要です。各ポーズがどの筋肉や関節に作用するのかを理解し、適切に指導することで、生徒の安全を確保し、変化を実感してもらえる効果的なレッスンが可能になります。ただ、これが最初から理解できているヨガ講師は非常にまれです。私自身ももともとは運動経験ゼロ、体のことなんて学んだこともなく、RYT200で少しだけ触れましたが、それだけでは教えるのには明らかに不十分でした。また、解剖学といっても、人体の構造や筋肉の名前を知っていれば教えられる、というものではありません。もちろん、その知識があることはアドバンテージにはなりますが、ヨガを教える上で一番大事なのは、実際に、ポーズをとる上で、どの筋肉はどのようにはたらき、影響し合うか、ということ。これを知るのに一番いい方法は、自分の体で実感をしながら学ぶことです。実際にポーズをとり、どの筋肉がどう動き、どう自分が感じるか、また、そこを意識して使うことでどうポーズが変化していくか。自分で経験したことはそのままその感覚を実感を伴って生徒へ伝えることができるため、自信を持って指導ができるでしょう。

1.2ヨガ哲学の基礎知識

ヨガ講師として、アーサナだけでなく、ヨガ哲学の理解は不可欠です。これを理解せずに教えていることは、「ヨガ」の先生ではなく、エクササイズの先生となるでしょう。また、ここでの理解するとは、単に、ヨガスートラなどを読んで頭で理解している、ということではなく、自分の日常生活や人間関係などに落とし込んで体感、実践をしているということを指します。頭で理解しただけでは、単なる知識であり、人に実感をもって伝えることは難しいでしょう。ただ、これは時間がかかるものなので、いきなり最初からすべてを理解しようと思わなくも大丈夫です。実際、私もこの哲学が体感として理解できるようになったのは、教え始めしばらく経ったころでしたし、講師歴6年の今でもすべてを理解しているかと言われるとそうではありません。自分の人生を生きる中で少しずつ理解し、実践をする中で伝えられることを伝えていけばよいのです。ただ、そのための努力は惜しまないようにしています


1.3指導スキルとクラス運営

「いいクラス」とはどういうクラスのことでしょうか。もしあなたが生徒だとしたら、どんなクラスだったら継続して通い続けたい!と思いますか?答えは一つではありませんが、私が思う「いいクラス」は、生徒に変化を感じてもらえるクラスです。クラスが終わった後に、体に変化を感じてもらえれば、そしてそれが心地の良いもので、心を動かすものであれば、またこのクラスにきたらこの感覚・変化が味わえる!そして、もっと継続して通えばもっともっといい変化があらわれるのではないか、という期待が生まれます。その思いこそが、生徒のクラスに通うモチベーションをあげてくれる要素となります。それには、指導スキルや一人一人に合った適切なアジャストやバリエーションの提供が求められます。ヨガ講師として、自分の引き出しを増やして指導スキルをあげていくのは必須なことなのです。

ヨガ講師になるために必要なスキル2: 人間性・コミュニケーション力

2.1生徒との信頼関係を築くコミュニケーション

ヨガ講師は生徒さんがいてこその仕事です。教える相手がいてはじめて教えられるので、生徒との信頼関係を築くことは必須です。クラスでは、求められるニーズに応じた指導を行い、信頼関係を築くことのできるヨガ講師が、今後求められる講師となっていきます。ここでは、私がクラスや生徒さんと対する時に気をつけていることを紹介します。

※ここであげている例などは、私がスタジオでグループレッスンを担当していたときの事例が多いです。スタジオによっては、禁止事項があったり、また自主開催やプライベートレッスンなど状況によって変わってくるかと思うので、あくまでも参考にしていただければと思います。

①ニーズを把握すること

vクラスの最初には必ず、「今日やりたいこと」、「今日どんな気分なのか」を聞くようにしています。たとえば、グループレッスンでよく取り入れているのが「今日のエネルギーレベルアンケート」です。たいていの場合、グループレッスンではレベルやテーマが決まっている場合が多いですが、だからといって、そのときに求められることは、そのときにいる毎回のレッスンで違います。たくさん動きたい気分なのか、それともリラックスしたい気分なのか、まず最初にそれを把握して、そこにあわせて自分のレッスンを調整していく。そうすれば、ニーズにあったものとなり、生徒さんに満足してもらえるレッスンとなるでしょう。

「バリリトリート2024」の朝ヨガレッスン

②生徒さんに興味を持つこと

これは普段の人間関係でもそうですが、目の前の生徒さんに興味をもって接することです。人は自分が興味のあることしか見えない、聞こえない、情報が入ってこない、という性質をもっています。目の前にいる生徒さんと信頼関係を築くためには、まずはその生徒さんに興味を持ち、よく観察をしなければいけません。スタジオに入ってきた時の表情やクラス中の様子、興味をもつと自然と違いや変化を感じられるようになってきます。

③名前を覚えて呼ぶこと

これ、実は私が一番苦労したことですが、みなさんがヨガのクラスに生徒として行ったとします。生徒は他にもたくさんいて、それに対してヨガの先生は一人。それでも、「〇〇さん」と自分の名前を呼んでもらえたら、うれしくないでしょうか?その先生がきちんと、その他大勢の生徒ではなく、「自分」を見てくれているんだ、と感じて、信頼度がUPするはずです。大人数のクラスではなかなか難しいことですが、この、名前を覚えて実際に声に出して呼ぶ、というのは信頼度をあげる効果的な方法です。

④フィードバックを行う

ヨガクラスで生徒さんが進歩を感じられるようにするためには、効果的なフィードバックは欠かせません。前回よりもできていたことがあるなら、どんなに小さなことでも褒める。ポジティブなフィードバックは、生徒さんの自信を高め、モチベーションを維持するのに役立ちます。また、フィードバックは必ずしもポジティブなものでなければいけないわけではありません。改善が必要な点については、それもきちんとお伝えして、次に活かせるようにします。またこのときに重要なのは、頭から否定したり批判的になるのではなく、前向きな言葉で伝えることです。たとえば、「ここを少し改善すると、ポーズがさらに安定しますよ」というふうにアドバイスすることで、生徒さんは自信を失うことなく、自分のペースで成長できます。

2.2 自分との関係性をよくするスキル

ヨガ講師は、生徒に「あんなふうになりたい!」そう憧れてもらえるような人間的な魅力が必須です。それには、自分自身との良好な関係を築くスキルも不可欠です。自己成長を促し、ストレスを軽減するために、自分との関係性を深める方法をいくつかご紹介します。

①自分を大切にする

ヨガ哲学で「アヒムサ」という教えがあります。これは、「非暴力」というマハトマ・ガンジーに代表される教えですが、この中には、他人への暴力はもちろん、自分への暴力という意味も含まれています。また、暴力というのも、身体的な暴力に限らず、言葉の暴力、精神的な暴力なども含まれます。たとえば、体に悪い、とわかっているのにジャンクフードや甘いお菓子ばかり食べ続ける、というのは、自分に対して暴力をふるっており、ヨガの教えに反していることにあたります。自分の体や心を大切にすること。これが、ヨガ講師としての魅力に繋がっていくのです。

自分を大切に扱うようになると自然と食もととのっていく。(Bali,Lenbongan island)

②常に自分をアップデートし続ける

ヨガ講師は人に教える仕事です。人に何かを伝える、教える仕事は、講師自身が常に学び続ける姿勢が求められます。自分をアップデートせずにいると、ずっと同じことを教えていることになってしまい、生徒さんも、そして自分も飽きてしまいます。これはヨガのジャンルに限らず、自分の伝えたいヨガを伝えるために必要なことならなんでも学んで、知識をアップデートし続ければ、人間としてもどんどん成長し、生徒さんにとっても魅力的にうつるでしょう。

③自分をととのえる

ヨガは自分自身をととのえるもの、そしてヨガ講師は、その方法を人に伝える人です。ですが、ヨガ講師だって人間、私だって、イライラしたり不安になったり、「今」を生きられなくなったり、自分を見失ったりすることは多々あります。そんなときに自分をととのえる方法を身につけておくことは非常にたいせつです。ストレスは日常を生きていればかかかるもの。そのストレスを適切に管理し、自分に対して優しく接することで、長期的にヨガ講師を続けるための土台を築くことができます。リラックスする手段や、自分のセルフプラクティス、瞑想なども取り入れることで、心身のバランスを保ち、自分との関係性も築いていくことができます。

ヨガ講師になるために必要なスキル3: ビジネススキル

このスキルは、私が今、多くのヨガ講師さんに一番足りていないと感じるものであり、また、今のヨガ業界にこのスキルをしっかり学べるスクールや講座が少ない、と感じてもいます。どうしても、ヨガとビジネスが結びつかない、または受け入れられない、という方も多いですが、ヨガは生徒さんがきてくれてこそ教えられる、広められるもの。そのためには、ビジネススキルは必須なのです。

3.1 セルフブランディング

セルフブランディングは、自分自身をブランドとして確立することです。ヨガ講師は自分自身が商品。これは、ヨガ講師としての独自の強みや個性を打ち出し、他の講師との差別化を図るために重要です。

①自分の強みを見つける

まず、自分の強みを見つけることがセルフブランディングの第一歩です。「ヨガ」と一言でいっても幅広く、その中でもどのようなことを伝えていきたいのか、他の講師やスタジオ、サービスと比較してどのような特徴や経験があるのかを明確にしましょう。これにより、自分が提供できる価値をはっきり示すことができます。

②一貫した自分のイメージを作

ブランドは一貫性が重要です。SNSやウェブサイト、名刺など、すべてのメディアで一貫したメッセージとビジュアルを発信することで、「この人といえばこれだ」というイメージをつくりあげることができ、信頼感も生まれます。例えば、私ならナチュラルで柔らかいイメージを出したいので、SNSや言葉選びもそのトーンに合わせる意識をしています。


自分がどのようにみられたいかを考えることが大事

3.2 マーケティン

マーケティングスキルというと難しく聞こえ、そういうものに触れたことがない多くのヨガ講師さんは敬遠してしまうかもしれません。ですが、これは自分のヨガクラスを多くの人に知ってもらい、集客につなげるために不可欠なもの。私も実際にゼロ知識から始めて今では、毎日4,3万人の方に応援してもらえ、世界中に生徒さんができるヨガ講師になれたので、どなたでも身につけられるものです。
マーケティングとは、ニーズに基づいてサービスをつくり、購入につなげるまでの活動のすべてのを指します。ヨガでいうと、たとえば、自分のヨガクラスを自主開催するとします。その場合、友人や同僚などに口頭やもしくはLINEグループなどで伝えたり、ちらしを作ってくばったり、地域のイベントやWSを通じてアピールすることもできるでしょう。そのクラスに生徒さんがきてくれるまでがマーケティング活動になります。今は、こういったオフラインのみならず、オンラインでのマーケティング、つまりSNSやブログ、YouTubeなどを活用しての発信が主流になっています。どういったSNSツールをどのように使ってそう発信していくか、これを考えるのもまたマーケティングの一つです。

3.3 発信

どんなにいいヨガ講師で、どんなにすごい知識や指導スキルを持っていても、発信をして、それがどんなにいいものかわかってもらえないことには生徒さんはきてくれません。発信力とは、情報を効果的に伝え、受け手に行動を促す能力のことです。自分が普段思っていることや自分が伝えたいヨガに役だつ知識や情報、自分のクラスの特徴やそれに対する思い、これらは自分の中で思っていても誰にも伝わりません。今は、ブログやインスタグラム、TikTok、Youtubeなどといった、無料で使える発信ツールが充実しており、自分にあうツールで効果的に発信していくことで、より多くの方に自分のヨガを届けて講師として活躍していくことができます。

まとめ

ヨガ講師になるためには、単なるヨガの知識や柔軟性だけでなく、指導スキル、人間性、ビジネススキルなど、さまざまな能力が求められます。これらのスキルをバランスよく身につけることで、生徒に信頼される講師として活躍できるでしょう。

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